奇をてらったレビューを書いて自己満足したいわけではないが、映画「おくりびと」はそこらあたりによくある普通の映画だと思った。数年前からアメリカや日本で流行している「接する機会の少ない特殊な職業」にスポットを当てただけの映画で強いて特徴を挙げるなら、奇妙な日本の風習とオリエンタルな美、繊細さ、柔らかさが外国で評価されただけなのではないかと感じた。
六本木で働いていた元社長のアメブロに「これでもか、これでもかー、と涙、涙の連続です。思わず声が出そうになりましたが、声を押し殺して泣いてました。」とあったので期待値が上がりすぎていたのかもしれないが、涙の出るようなシーンはひとつもなかった。画面に出てくる人間の死を自分の経験と置き換えて考える人(悲しい経験を重ねてきた人が該当するのか)は泣けるのかもしれない。私はまだまだ経験不足。
一番嫌な気分になったのは、広末涼子の演技とキャラクター設定。私は、今までの人生の中で「汚らわしい」という言葉を発した人間を見たことがないので違和感がありすぎた。遺体の前で時折見せるはにかんだ笑顔も気になった。広末涼子は、ああいう表現の仕方しか持ち合わせていないのだなと感じた。職業差別は言わずもがな。
どちらに転がるのか期待してみていると、中盤あたりで一気に冷める。(かつ、覚める)
(ここを受け入れるか否かでこの映画に対する評価は分かれるのではないだろうか。)
最後になったが濡れ場.com的な目線で観ると、広末涼子のお宝シーンが一箇所だけある。納棺師になりたての本木雅弘が、腐乱した遺体を目の当たりにし、ショックを受けた夜に食事ができず妻である広末涼子に泣きつくシーン。はじめは広末涼子の胸に顔をうずめ泣いているのだが、気持ちのやりどころを見失った本木は広末の胸を触り、服やジーンズを脱がせる。ブラジャーとパンティは見えるが、エロスを描きたいわけではないのでそこで終了。
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邦画っていいですね!
前評判のわりには…ちょっと浅い?